介護職を辞めるのは逃げになるの?

介護職を辞めると言うと、なんだか逃げていると思われがちになので、簡単に退職を決心できない人も多く、悩みや不満を抱えながら働かれているという人も少なくありません。

今の職場を辞めて他の介護への転職や一般企業への転職は一般的にどのように見られているのでしょうか?

特に日本という国は「辞める」と言うというのはやはり印象はあまり良くなく、捉え方によっては転職自体が悪い事のようにも聞こえがちです。

そこで、転職が果たして逃げになるのか?周りからどのように思われるのか?を少しご紹介させていただきます。

転職しようかどうか迷っていて踏ん切りがつかない方必見です。
スポンサーリンク

介護職を辞めるのは逃げ??

131558介護というのは利用者さんの大切な命を預かる仕事なので責任は重大ですし、確かに楽な仕事ではありません。

介護職を辞めるのを決心するのには色々な理由があると思いますが、果たして「辞める=逃げ」となるのでしょうか?

私は全てが逃げとは捉えられないと思いますが、状況によっては逃げていると思われるようなケースもあると思います。

 

中でも私が考える逃げとしては「介護業界自体を辞めてしまう事」です。

ヘルニアや腰痛などで体を壊してしまい、腰の負担が少ない他の業種に転職せざるを得ないというのなら話は分かりますが、わざわざ専門職である介護の仕事を辞めるのは逃げととらえられても仕方のない事のように感じます。

ですが、反対に別の介護職への転職は逃げだとは思いません。

これはどうしてかと言うと辞めるに至るのには複雑な事情があるからです。

今の職場を辞めて他の介護職へ転職するのが、果たして逃げになるのか?を具体例を元にご紹介したいと思います。

 

「職場いじめで退職するのは果たして逃げになるのか!?」

例えばなんですが、イジメられて辞めるのは逃げになると思いますか?

「いじめられる方にも原因があるから逃げだ!」という人もいるかもしれませんが、私はこんな環境下でまともなケアができるとは思いませんし、環境を変えれば解決するなら他の職場に転職した方が良いと思うので逃げにはならないでしょう。

ただ、面接時にはいじめられて辞めましたと言うと印象は間違いなく悪くなるので、言わないようにしなければなりません。

 

「給料が少なくて辞めるのは逃げ?」

じゃあ、給与が少なくて辞めたいと思うのはどうなんでしょう?

介護の仕事に従事されている方でこの悩みを抱えている人というのは非常に多く、実際、転職に至るケースというのは給料の悩みが非常に多いのです。

収入が少なくてまともな生活が送れていないようなら、間違いなく転職が必要なので、給料が少なくて辞めるのは逃げとして捉えられることはほとんど無いでしょう。

 

「職務内容についていけない場合は逃げになるの?」

では、仕事内容が難しかったり、合っていない場合は逃げになるのでしょうか?

やはり、どんな仕事も「合う、合わない」というのがありますし、実際に仕事をしてみないと分からない部分も多いです。

ただ、入職して1週間とか1カ月など、まだその職場や仕事内容について分からないことだらけの状態で辞めてしまうのは、正直「逃げ」と捉えられても仕方ないと思いますが、ある程度続けてみて合わないと思うなら転職した方が良いケースの方が多いです。

例えば、時間の使い方や勤務体系など合っていないなと思っている訪問介護の仕事を続けるのが果たして自分の人生にとって幸せなのか?ということです。

嫌だと思いながら続ける仕事ほど身が入りませんし、ミスも連発してしまうようになるので、そんな気持ちで働き続けるくらいなら転職した方が良いでしょう。

 

面接官の反応は!?

111616実際に転職を決心し、面接に臨む時、採用担当者である面接官はどのように思っているのでしょうか?

同じ介護業界への転職はあちらも業界の事情を分かっているので、「待遇が悪かったんだな」と思われるくらいで、特別何も思われませんが、反対に介護業界以外への転職をしたいという方の場合は正直面接官の反応は悪いです。

そもそも介護というのが”3k”というイメージが古くから根付いているので、逃げてきたと思われてしまうようなケースが少なくないのです。

参考:介護職から他業種への転職は何故厳しいのか?

 

介護職を辞めるのは逃げではなく、新たなスタートの始まり

139567辞めると言うと逃げとも考えがちになってしまいやすく、中々転職に踏み切れないという人も少なくない思いますが、介護職の転職というのはマイナス面よりもプラス面の方が大きいので、逃げと考えるよりも新たな第一歩と考えるようにしましょう。

実際、今の職場の「待遇、環境、条件」が悪いと感じながら働くくらいなら、新たなステップとして転職を選択された方が状況も改善されるケースが多いと思います。

求人サイトを活用すれば希望する条件の求人を探すのも簡単ですし、退職から転職、入職までをしっかり担当者がサポートしてくれます。

少しの勇気と決断が今後の人生を大きく左右するような事って多いですが、辞めたいと思いながら働いているなら、ここで一旦介護士のキャリアを仕切り直して、新たな第一歩を踏み出してみませんか?

6
あなたが次の職場に求めるものは?

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ページ上部へ戻る